音大生の音大マジックについて。
どうも、がおーです。
さて皆さま。
「音大マジック」
この言葉をご存知でしょうか。
そうです。音大には大体、マジックを極めているマジシャン的ポジションの輩がいるわけです。
お願いすれば、彼らはポケットからスッと一輪の花を差し出し、瞬く間に万国旗へと変えてみせます。
いや誰がルパン三世や。
冗談です。
音大マジックとは、音大特有の理由により大学内で発生する恋愛感情、または恋愛のことです。
皆さま、音大の男女比ってどれくらいか考えたことありますか。
クラシック音楽はお嬢様の嗜み…なんて言われていた時代は、もはや大昔になりつつありますが、それでも、一般的なピアノやヴァイオリンにおいては(男3) : (女7)くらいがよくある男女比です。
想像してみてください。
20歳前後の若者たちが、同じ大学で、「演奏する」という同じ手段を持って、より上手になりたい、と切磋琢磨している。
ある時は、同期ピアノ科の異性に伴奏をお願いして、ふたりっきりの防音個室で長時間の合わせをしたり。
ある時は、3人や4人の少人数アンサンブルのメンバーで、演奏の仕事を引き受けて地方へ遠征したり。
そんな状況で、何も起きないわけがあるだろうか。
いや、ない。(反語)
こうして、音大生同士の恋愛が発生するのです。
まぁでも、そこまでは普通の大学でも見る光景なんですかね。(普通の大学を知らないのでなんとも言えませんが。)
問題はその先にあるのです。
よく考えてみてください。
同じ楽器にしても違う楽器にしても、美しくパワフルに素敵に演奏する人を見ると、どうしても同じ音楽家として「尊敬」や「憧れ」の感情を抱きます。
この感情を、音大生たちは恋愛における「尊敬」「憧れ」とゴチャ混ぜにしてしまうことで、恋愛感情が発生しているのです。
つまり、内面や外見ではなく、演奏の上手さでバキュンとやられてしまう、という事態が起きます。
ここでもう一度留意していただきたいのが男女比。
世間一般のイメージを裏切ることなく、音大女子は、美しい、麗しい方が多いです。
また人数が多ければ、洗練されていくので、より可愛い女子が増えていきます。
一方、クラシック音楽を志す男子は少数で、しかも全てを音楽に捧げてきて20年は経つ、イケてるのイの字もない男子ばかり。
残念ながら、「千秋センパイ」は実在しないのです!!!!!!!!
いくら可愛くても出会いがなければ、美人音大女子たちも身近な男子にコロっといってしまう。
そうして、客観的に見るとあまりにも不釣り合いな御カップルが誕生するのです。
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めちゃくちゃ冷静に考えれば、普通大学にいたら絶対モテなさそうな男子が、ピアノが上手いってだけで彼女が途絶えることがなかったり。(しかも大体フルートとかの美人彼女)
振る舞いや言動がクソすぎる(なんてお口の悪さ!)のに、演奏が上手ってだけでチヤホヤされたり。
そんな男子優位な状態を、悲嘆を込めて「音大マジック」と呼んでおります。
※私の造語ではありません。実在する単語です。
いかがでしたでしょうか。
私から見た「音大マジック」の現状を哀しみを込めて綴らせていただきました。
音大の恋愛事情については、語りやすいテーマでもあるので今後も折を見て書きたいと思います。
もし他にも、
「音大のこんなことが知りたい」
「音大のこれはどうなってるの?」
などなどご要望がございましたら、遠慮なくコメントいただければ幸いです。
ちなみに偉そうに語りましたが、
私は自他共に認める
「音大マジック」の引っ掛かりやすさで、
今も学内にお相手がおります。
ははは。
がおー